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鉄筋コンクリート構造(てっきんこんくりーとこうぞう)

更新日:2018年12月25日

鉄筋コンクリート構造とは

鉄筋とコンクリートを用いた建築の構造・工法のこと。補強をしたコンクリートという英語の頭文字をとってRC構造またはRC造と略されます。

コンクリートの最大の特徴は圧縮に対する強さが自慢の素材であることなのですが、一方で引っ張る力には弱い事で知られています。従ってコンクリートだけでは耐震構造の住宅には不向きという事になりますが、コンクリートとは全く逆の性質を持った鉄筋を同時に利用する事でより強度な耐震構造の建物をつくる事が可能になります。

鉄筋はコンクリートとは逆の性質ですから、圧縮には弱くても引っ張る力には強い訳ですから、お互いの素材の弱点を補充しながら良い面を前面に出している構造になっているといえます。

鉄筋コンクリート構造の良い面は、すきまの少ない構造になる事からエアコンなどの空調を利用する事で効果が高まる事をはじめ、鉄筋だけだと火やサビに弱いという弱点を持っていますが、コンクリートにはその問題点を補うだけの素材性があるのでより耐久度も高くなっているといえます。

一般的に住居として建てられる建物の中でも一戸建ての場合には、木造住宅かRC構造住宅の物が多くあります。

木造住宅は古来からある住宅構造のもので檜などの良質の木材などを用いたものもあり人気があります。木造住宅の良さである風通しの良さや四季を感じられる日本にあった構造でしたが、近年になり温暖化だけでなく地震に対する対策などから耐震構造と呼ばれるようなより強度な素材や作りを考慮した住宅構造も多くなってきています。

しかしながら木造住宅とは違い素材そのものがかなりの重量になっている事から、建物の基礎となる部分には細心の注意が必要になりますし、木造住宅に比べるとよりしっかりとした基礎をつくる事が必須の構造になっています。

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不動産トラブル弁護士ガイド 編集部

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