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晒し物件(さらしぶっけん)

更新日:2018年12月29日

晒し物件とは

長い間買い手が付かずにさらしもの状態になっている物件のことです。なかなか買い手が付かない物件には事故物件や有名物件などがありますが、これらの物件が長い間さらしもの状態になっている場合は「晒し物件」と呼ばれるようになります。

晒し物件になる要因の多くは物件の状態や立地条件などですが、相場より価格が高過ぎたり、売却条件が悪過ぎたりするなどの売主の売却希望条件が要因になることもあります。その場合は売主が売却希望条件を改めれば売却できることもありますが、長い間晒し物件として放置しているとその地域で悪い評判が立ってしまうので売却希望条件を改めても売却が難しくなってしまうこともあります。

一度、晒し物件とみなされるとなかなか売却するのが難しくなるので、売却希望条件は不動産会社の担当者と相談しながら適正なものにすることが大切です。物件の価格を相場より少し高く設定するくらいなら問題ありませんが、相場を大きく逸脱した価格に設定して晒し物件になってしまうと相場を大幅に下回る価格まで値引きしないと売却できなくなってしまうことがあるので注意が必要です。また、晒し物件にならないようにするには積極的に広告活動をすることも大切です。

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不動産トラブル弁護士ガイド 編集部

不動産トラブルに関する記事を専門家と連携しながらコラムを執筆中 ぜひ弁護士に相談する際の参考にしてみてください。 今後も不動産に関するお悩みやトラブル解決につながる情報を発信して参ります。

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