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現状有姿(げんじょうゆうし)

更新日:2018年12月28日

現状有姿とは

現状有姿「げんじょうゆうし」と読み、不動産の取引によく登場しますが「あるがままの姿でお引き渡しします」と言う意味で使われます。
現状有姿売買や、契約時に現状有姿にて、引き渡す、などと使われます。

特に、中古の物件を売買するときに使われることが多いです。まさに見たまま引き渡ししますと言うことなのです。外観や内部など、リフォームせずに引き渡しがされます。売る方は、なるべく補修にお金をかけずに売りたいですし、買う方は少しでも、補修をして綺麗な状態で買いたいです。

契約時に見た状態から、引き渡しを受けるときに状態が変わっていて、補修をして欲しい、契約時と同じ状態にして欲しいと言われると、売主さんは困ってしまいます。そこで、そのような事の無いように、契約時の状態と、引き渡しを受けた時の状態が違う場合も、補修しません。それでも、買ってくれる人に売りたいです、という契約になります。珍しい事ではなく、中古物件だと比較的現状有姿売買が多いです。買う方は、現状有姿売買である場合は、後でここを直して欲しいとは言えません。あくまでも、契約時の状態で売ります、買います、その後姿形が変わっていたとしても、売主さんは補修する義務が無い契約のことです。

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不動産トラブル弁護士ガイド 編集部

不動産トラブルに関する記事を専門家と連携しながらコラムを執筆中 ぜひ弁護士に相談する際の参考にしてみてください。 今後も不動産に関するお悩みやトラブル解決につながる情報を発信して参ります。

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