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居抜き物件(居抜き)

更新日:2018年12月28日

居抜き物件とは

開業に必要な設備や備品などが備え付けになっている事業用の不動産物件です。店舗が多数を占めますが、工場などにも一部存在します。

通常の店舗物件では、テナントが退去する場合は店の内装等のすべてを撤去し、何もない空間の状態で明け渡しを行います。これをスケルトン渡しといいます。

これに対して居抜きでは、次の入居者に利用させることを条件とすることで、そのままの状態で引き払っても構わないことになっています。そのため、撤去に係る工事費用を節約することができます。一方、新たなテナントにとっては、設備の購入費用や設置費用の節約が可能になります。さらに、工事期間が要らなくなることで、開業準備期間を短縮することができるというメリットも生まれます。

居抜き物件の最も多い業種が飲食店です。飲食店は、客用のテーブルや椅子、カウンター、調理機器など、非常に多くの設備が必要になります。これらを自前でそろえるとなると、大変な手間がかかります。しかし居抜き物件なら、中古品であるという条件さえ受け入れられれば、それらをすでに設置してある状態で使用することができます。

飲食店以外では、美容院や理髪店などが居抜き物件の多い業種となっています。

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不動産トラブル弁護士ガイド 編集部

不動産トラブルに関する記事を専門家と連携しながらコラムを執筆中 ぜひ弁護士に相談する際の参考にしてみてください。 今後も不動産に関するお悩みやトラブル解決につながる情報を発信して参ります。

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