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官民査定(かんみんさてい)

更新日:2018年12月29日

官民査定とは

官民査定とは、不動産業界では欠かすことのできないキーワードの1つです。
官とは、国や都道府県などの自治体による査定のことを意味します。一方で民とは、民間の不動産業者による査定のことを言います。いわゆる不動産の境界査定のことを意味します。
国道などの道路とそれに隣接する不動産の境界に関する査定のことです。

メリット

この査定のメリットは、自治体や不動産業者による正確かつ綿密な査定がなされるため、万が一、所有者が不動産を売却しなければならないという事態に陥っても正確な測量がなされているため、安心して売却することが可能です。

デメリット

しかし、この査定のデメリットは、査定に長期間の時間がかかるということです。対象となる公有地の所有者により違いがありますが、2ヶ月から3ヶ月程度の時間を要することを忘れてはなりません。

この査定を経てから不動産売却を検討する場合は、引き渡しや明け渡しの期間を長めにとって措くことが望ましいです。査定は、管轄役所と土地の所有者、あるいは地境のある土地の所有者等が立ち会い正確な測量が行われます。

境界が数センチでも異なる場合は、数百万の差になると言われています。そのため、時間がかかったとしても正確な査定が必要です。

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不動産トラブル弁護士ガイド 編集部

不動産トラブルに関する記事を専門家と連携しながらコラムを執筆中 ぜひ弁護士に相談する際の参考にしてみてください。 今後も不動産に関するお悩みやトラブル解決につながる情報を発信して参ります。

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